DeckGhost HELP
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BEGINNER GUIDE

DeckGhostの使い方

DeckGhostは、曲を解析して次の曲、MIX位置、技法、EQとフェーダー操作を組み立てるDJコンソールです。まずは下の手順だけでAutoMIXを試せます。

最初はスピーカー音量を小さめに。曲の重なりやFXで、一時的に音が大きくなる場合があります。

最初の5分

1

曲を用意

DEMOトラック生成を押すか、ファイルを開くから2曲以上選びます。解析が終わるまで待ちます。

2

キューへ追加

全曲をAUTO MIXキューへを押します。曲順を決めたい場合は、ライブラリの各曲にあるQUEUEを順番に押します。

3

選び方をAUTOに

Performance LABでAUTOを選びます。最初はTransition ComposerをOFFのままにします。

4

AutoMIX開始

ヘッダーのAUTO MIXを押します。デッキが空なら、キューの先頭曲から再生を始めます。

5

プランを確認

NEXT TRANSITION PLANと全体波形のマーカーに、次の技法とMIX区間が表示されます。

迷ったらこの設定Performance LAB: AUTO / Composer: OFF / AUTO FX: OFF / PERF MIX: OFF

曲の追加と解析

曲を追加すると、音源の読込、PCMデコード、BPM、拍、Key、セクション、ラウドネス、波形の解析を順番に行います。長尺曲や複数ファイルでは時間がかかるため、右上(スマートフォンでは右下)の進捗表示が消えるまで待ってください。

同梱サンプル

選択欄から1曲ずつ追加します。容量とSHA-256を確認してから解析するため、壊れた音源や古いmanifestを検出できます。

ローカルファイル

ファイルを開くまたはライブラリへのドラッグ&ドロップで追加します。音声はブラウザ内で処理されます。

デモトラック

DEMOトラック生成で5曲をブラウザ内合成します。外部音源なしでAutoMIXを確認できます。

サーバから読込

ローカルNode.js版のtracks/に置いた音源を順番に取得します。Cloudflare版には永続的なtracks領域がありません。

PCMメモリ表示

MP3などの圧縮音源は、再生前に大きなPCMデータへ展開されます。DeckGhostは再生中と準備中の曲を保護し、それ以外をLRU方式で解放します。ライブラリ上部のPCM n曲 / n MBが現在の保持量です。

  • RAM: 解析済みPCMを現在保持しており、すぐDeckへロードできます。
  • ·: 解析結果は残っていますがPCMは解放済みです。Deck投入時に元ファイルやURLから再デコードします。
  • UNLOAD: Deckから曲を外し、使われなくなったPCMを解放可能な状態へ戻します。
読込中は操作を待つ複数曲はメモリの山を作らないよう1曲ずつ処理されます。進捗表示中に同じ曲を繰り返し追加したり、Deckへ連続ロードしたりせず、完了を待ってください。

画面の見方

DECK A / B

2台のプレイヤーです。再生、CUE、テンポ、ループ、ジョグ、拍位置の補正を行います。

MIXER

LOW/MID/HIGH、チャンネルフェーダー、クロスフェーダー、FX、マスター音量を扱います。

LIBRARY / QUEUE

解析済みの曲と、AutoMIXでこれから再生する曲順を表示します。

BRAIN

キーの相性、音域の衝突、現在おすすめの技法を表示します。

PERFORMANCE LAB

技法の選び方を変え、次のMIXプランと実行履歴を確認します。

CUE WORKBENCH

曲に入る位置と出る位置を確認・追加します。手動CUEは自動解析より優先されます。

スマートフォンでは縦向き・横向きとも、DECK A / MIXER / DECK Bと各分析パネルがタブ表示になります。横向きではヘッダーが2段のコンパクト表示になります。

AutoMIXは何をする?

  1. 現在曲の後半から、安全にMIXできるEXIT CUEを探します。
  2. 次曲の前半から、イントロや入りやすいENTRY CUEを探します。
  3. BPM、拍、キー、コード、音域、曲のセクション、直前に使った技法を比較します。
  4. 次曲をチャンネルミュートのまま先に走らせ、キックの位置を合わせます。
  5. 技法に合わせてEQ、フェーダー、FXを動かし、次曲へ主導権を渡します。

一時停止と再開

MIX中に片方のデッキを一時停止すると、両デッキとAutoMIXの進行も止まります。再開すると、停止中に時間だけ進まず、同じMIX位置から両デッキが再開します。

AUTO MIXをOFFにする操作との違い再生ボタンの一時停止はプランを保持します。AUTO MIX自体をOFFにすると、待機中のプランは解除され、実行中の自動操作も止まります。

Performance LAB

ここは「技法の表示」ではなく、AutoMIXの選び方を変える場所です。

モード選び方向いている場面
AUTOスタイル加点なし。曲の解析結果だけで選択最初に使う、ジャンル混在
Smooth House長く滑らかなブレンドを優先ハウス、落ち着いた展開
Festival Slamカット、ドロップ、Echo系を優先短く強い切り替え
Vocal Safeボーカル同士の重なりを避ける歌もの同士
Bass SurgeonLOW交換と低域整理を優先キックとベースが強い曲

意図的なボーカル/低域レイヤー

AUTOは歌やベースを常に避けるわけではありません。フレーズ頭、拍同期、キー/区間コード、局所的なドラムの似方が揃った時だけ、Vocal Phrase Relay(歌の主役交代)、Controlled Bass Layer(減衰した低域の短い重ね)、Double Drop(2つのドロップを同時提示)を候補にします。通常のMIXでは引き続きLOWを片側ずつ受け渡します。

重ねても音が膨らみにくい理由ボーカルは片方をバッキング量へ下げて主役を交代し、低域は両方をunity未満へ下げた短い窓だけ重ねます。条件が不足する場合はVocal Safe、Bass Swap、短いカットへ自動的に戻ります。

Transition Composer

ComposerをONにすると、LABが選んだ技法よりも、INTRO / HANDOFF / RELEASEで指定した手順を優先します。自動選択を試す間はOFFがおすすめです。

波形・セクション・拍

細い全体波形は曲全体、上の拡大波形は現在位置付近を表示します。全体波形の色帯はIntro、Build、Chorus、Break、Outroなどの推定セクションです。AutoMIXが使う範囲は専用マーカーで重ねて表示されます。

キックと拍線がずれているとき

  1. ジョグまたは波形で、本当の小節先頭のキックへ移動します。
  2. 1拍目を押して、その位置を現在小節の先頭拍にします。既存の小節番号は維持されます。
  3. 4小節フレーズの頭が分かる場合は、そこで1小節目を押してその4小節ウィンドウの起点を設定します(曲全体の起点は動きません)。
  4. 少しだけずれる場合はGRIDの1ms / 10ms / 50msボタンで調整します。
  5. 1拍ぶん違う場合は-1 BEAT / +1 BEATを使います。
  6. セクションやCUEも更新したい場合は再解析を押します。

現場で直した拍開始位置は、次のAutoMIX計画と実行中の拍同期へ即時反映されます。

手動MIXの基本

  1. 次に流す曲を反対側のデッキへロードし、ヘッドホンのCUEで準備します。
  2. SYNCまたはTEMPOとジョグで、両曲のキックを合わせます。
  3. 次曲のLOWを下げ、HIGHも少し下げます
  4. 次曲のチャンネルフェーダーを上げ、曲を重ねます。
  5. 小節の1拍目を基準に、LOWとHIGHをゆっくり入れ替えます。
  6. 先に流していた曲のフェーダーを下げます。
なぜLOWを2曲同時に出さない?キックとベースが重なって、音が濁ったり急に大きくなったりするのを避けるためです。

再生まわり

  • PLAY: 再生/一時停止
  • CUE: 再生中はCUE位置へ戻って停止。停止中は現在位置をCUEに設定、またはCUE位置から試聴
  • SYNC: 反対側のデッキへBPMを合わせる
  • KEY LOCK: テンポを変えても音程を保つ
  • TAP: ビートに合わせて4回以上叩く。入力が止まってからBPMを一度だけ確定

FXの使い方

FXタイプを選び、ASSIGNでDeck A / Deck B / Masterを指定し、DEPTHとPARAMを調整してONにします。最初はDEPTHを小さくして試してください。

ROLL

短い音を捕まえて繰り返します。捕捉後は元の曲を消し、ループ音だけを鳴らします。

ECHO / DELAY

原音を切った後も反復音を残せるため、曲の出口に向いています。

REVERB

残響だけを残して次曲へ渡せます。LOWを減らすと濁りにくくなります。

FILTER / LPF / HPF

FILTERは拍同期の揺れ、LPF/HPFはDEPTHでカットオフ、PARAMでレゾナンスを調整します。原音は並列に漏らしません。

CRUSH

音を粗くデジタル化します。短いアクセントや、クリーンな次曲へ切り替える直前に向いています。

AUTO FXは曲中のセクション変化へ控えめにFXを入れます。PERF MIXは次曲の一部を重ねる機能で、曲そのものは切り替えません。

MIDIコントローラー

  1. MIDI有効化を押し、ブラウザの許可画面を承認します。
  2. INからコントローラー、必要ならOUTからLEDフィードバック先を選びます。
  3. LEARNで操作項目を選び、LEARNを押してから実機のボタンやノブを動かします。
  4. CLOCK OUTは外部機器へ現在BPMのMIDI Clockを送ります。

PLAY/CUEをMIDIから操作しても、AutoMIXの一時停止・再開は画面操作と同じように同期します。Web MIDIを利用できないブラウザもあります。

困ったとき

音が出ない

最初に画面をクリックしてオーディオエンジンを起動します。デッキのPLAY、チャンネルフェーダー、クロスフェーダー、MASTER、出力デバイスを確認してください。

AutoMIXが始まらない

AUTO MIX QUEUEが空でないか確認します。解析中の曲は完了を待ち、Composerを使う場合は選択内容も確認してください。

キックが二重に聞こえる

拍グリッドの線が本当のキックに合っているか確認し、1拍目またはGRIDで補正します。BPMが半分/2倍なら½×・×2を使います。

MIX位置やセクションが違う

CUE WORKBENCHで希望位置に手動ENTRY / EXIT CUEを追加してください。手動CUEは自動解析より優先されます。

ヘッドホンCUEが選べない

出力先を分ける機能に対応していないブラウザがあります。同じ出力しか選べない場合は、対応ブラウザと複数出力を持つオーディオ機器を確認してください。

スマートフォンで戻ると再生がおかしい

省電力やバックグラウンド制限で音声が止まる場合があります。画面へ戻って一度タップし、オーディオエンジンを再開してください。

PCMメモリが増えている

再生中・次のMIX準備中の曲は保護されるため、通常は2〜3曲ぶん表示されます。不要なDeckをUNLOADし、解析や再デコードが終わるまで待ってください。モバイルではアイドルPCMを即時解放します。

サンプル読込でチェックサムエラーになる

配信されたMP3とmanifestの容量またはSHA-256が一致していません。キャッシュを更新し、開発環境ではnpm testでサンプル整合性を確認してください。

DJ用語集

BPM
1分間の拍数。数字が大きいほどテンポが速くなります。
BEAT / 拍
「1、2、3、4」と数える1つずつの脈です。
BAR / 小節
DeckGhostでは基本的に4拍を1小節として扱います。
PHRASE
複数小節でできた音楽のまとまり。DeckGhostの解析・表示は4小節単位を基準にします。
GRID
曲の拍へ重ねる基準線。ここがずれるとSYNCやAutoMIXもずれます。
CUE
再生を始める目印。ENTRYは入る位置、EXITは出る位置です。
PFL / ヘッドホンCUE
客席へ流す前に、次曲をヘッドホンだけで確認することです。
EQ
LOW(低音)、MID(中音)、HIGH(高音)の量を調整します。
FADER
曲の音量を上げ下げする操作部です。
KEY / Camelot
曲の調性と、その相性をDJ向けの番号で表したものです。

キーボード

QDeck A CUEWDeck A PLAYEDeck A SYNC
IDeck B CUEODeck B PLAYPDeck B SYNC